休業で暇なので美味いものが食べたいけど、給料がめちゃくちゃ減って外食する金がないので、自宅で昆布締めを作ろうと思った。
スーパーで安い柵を買うか、丸で買って店でおろしてもらおうと思ったが、スーパーの品揃えがしょぼすぎ&高すぎて話にならないので、柏魚市場に行ってみた。
公式サイトによると、柏魚市場の水産棟は現在は一般客も歓迎しているとのことである。ただし、これらは雑に調べると色々出てくることでもあるが、魚市場に一般客として行くには、業務の客の邪魔にならないように、おおむね仕事の落ち着いてくる8~9時以降に行くのが良いとのことなので、8:30頃に行ってみた。
うちには出刃包丁もないし、ゴミ処理も面倒だし魚臭くなるのも嫌だし、当然魚を捌く技術もゼロなので、ぜひお店で卸してもらいたいが、仲卸によって、やってくれる店とやってくれない店があるので注意したい。柏魚市場では「柏渡力」さんはその場で捌いて貰えるようである。
柏渡力は寿司ネタ用高級魚専門の仲卸で、刺身とか昆布締めにしたい美味い魚を買うにはうってつけである。最近では寿司屋も自分で捌かず市場でやってもらう店が多いとのこと。なお、土曜日は一般客も増えるうえに、業務客も土日あわせて2日分の買い物をするため混雑しており、卸してもらいたい場合は平日に行くのが狙い目だそうである。
寿司ネタ用高級魚専門というだけあって、忙しい時間帯を過ぎて、それなりに魚が売れていった後とはいえ、並んでいる魚はどれも立派で、値段も立派なようであった。(とはいえ、スーパーで買うことを考えると、相当安いと思う)
1kgにも満たないくらいのタイで2500円とか付いているのを見るとちょっと躊躇してしまうが、奥の方を見ると、1.5kgくらいのけっこう立派なタイが「1800円」の値札をつけてぽつんと放置されていたので聞いてみると養殖であるという。えーもう全然これでいいです。これください。
若大将は非常にきさくで、捌きながらトークしてくれた。まだ死後硬直していないので身がぶよぶよしていて捌きづらいらしい。きちんと活け締めされているのだと思う。非常に鮮度がよいので、キッチンペーパーに包んで2~3日冷蔵庫で熟成させるくらいが食べ頃とのこと。昆布締めであれば、すぐやってもいいし、数日たってからやっても良いらしい。せっかくなのでアラも包んでもらった。
結局、スーパーで買えば軽く800~1000円くらいはしそうな柵が2つ(腹側)、下手したら2000円以上しそうなバカでかい柵が2つ(背側)、半分に割った頭、三枚におろした時の背骨、引いてもらった皮を持って帰った。2000円でこれは安すぎる。
帰宅後、柵の3つを冷蔵庫にしまい、小さい柵1つをその場で刺身にしてみた、ぷりっぷりしていて旨味がある。そこそこいい日本料理屋で出てくる鯛の刺身の味がする! スーパーで買う鯛の刺身や柵より数段美味いうえに安いので感動しかない。頭はオーブンで塩焼きにした。美味い。
残りはこれから食べる
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